阿斗はその日、私が通信を送るとすぐに返してきた。
私も嫌ではなかった。
今日は一日、あいつと通信していたかった。
らしくない。
だが、たまには素直な気持ちというのも悪くない。






『阿斗、お前はへらへら笑っていればいい。』


ん?ちょっと今は無理かも…


『いいから笑え!』


無茶言わないでよ。


『私は……寂しかったんだ。』


僕も寂しかったよ。


『私は、“曹操の息子”だった。いつもそういう風に見られてた』


僕も“劉備の息子”だったよ。ずっと。今もね。


『私は、私が欲しかった。曹操の息子ではなく、曹丕自身が。』


……。


『お前ならわかると思った。』


僕もね、想いが通じたのは子桓が初めてだったから、子桓ならわかってくれるんじゃないかって思ったよ。


『字呼び…か。』


あ、嫌だった?


『いや、別にいい。』


……。


『……。』


……。


『なあ、阿斗。』


何?


『魏に来ないか?お前を泣かす国など捨てて、劉備の息子というのも捨てて。』


……。


『……。』


…出来ないよ。子桓こそ蜀に…は無理か。皇帝だもんね。


『ああ。無理だな。』


でも、いつか戦が終わったら、子桓が見ている景色を見にいきたいな。


『……そうか。』


その時はもてなしてくれる?


『考えておこう。』






いつか。




いつか。







いつか。












それはいつかの話。





だが、私は信じよう。



私は待っている。





阿斗、私はいつかお前と……。


















:あ〜何ですか、コレって感じですみません。もし三国志の登場人物が携帯電話を使ったら?という思いつきから書いてみましたが…。本当は無双小説だったのですが、何だか全然無双っぽくないのでこっちのサイトに引っ越してきました。
あ、これ友情話です!私の中ではNOT愛情。愛情として読んで頂けてもいいんですが、私の中では友情です(汗)



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